読んだ。 #わがや電力 12歳からとりかかる太陽光発電の入門書(やわらかめ) #テンダー #竹添星児

読んだ。 #わがや電力 12歳からとりかかる太陽光発電の入門書(やわらかめ) #テンダー #竹添星児
 
家庭でできる太陽光発電について、わかりやすく説明されている本。絵も楽しい。
 
・電気でするようになった仕事の分類
①熱を出すもの(火、ガスの方が効率がよい)
②電磁波で調理をするもの(わが家電力には向いていない)
③モーターを回転させるもの(効率がよい)
④光を出すもの(LEDは12Vでも光るが、蛍光灯を光らせるには100Vが必要。LEDがよい) 
⑤たくさんの計算をするもの(小さなわが家電力でもまかなうことができる)
⑥通信をするもの(わが家電力でもまかなうことができる)
 
・電圧,V(ボルト)電気を押し出す力
電流,A(アンペア)押し出された電気の量
電力,W(ワット)どれだけ電気を使うか。電圧✕電流。(Wh,ワットアワー)
 
「ワットが大きい=ハイパワー」ではない。(3.6WのLEDと、40Wの白熱電球を比べると、使う電気の量は11倍違うが、明るさは同じということが起こりえる。)
 
・直流。電気の向きは変わらない。繊細なものに使われる。電磁波が出ない。
交流。電気の向きが1秒間に50~60回変わる。遠くから運ばれるときに使われる。電磁波が出る。
 
・ショート。短絡。電気が抵抗なしにそのままつながるぐこと。電位差がある2点間が、抵抗なしにそのまま繋がること。
 
・わが家電力で使う部品
②バッテリー(なるべく満充電でいたほうが長持ちする。12.6Vでほぼ満杯、10.5V以下(深放電)になると使えなくなる。充電のやり方を間違えたり、暖め過ぎると爆発することがある)
③チャージコントローラー(充電しすぎないように調整する。深放電にならないように調整する。機種によってはモニター付きで、発電量や使用量が一目でわかる)
インバーター(100Vを作る。定格出力。待機電力がある。疑似正弦波と正弦波の機器がある)
 
 
・「30V未満の電圧しか扱わない設備」は、電気工事士の資格がなくてもできる。電気事業法
 
・マジ電力は24V系と12V系の2系統からなる(一斉に停電が起こらない。電圧降下で引っ張られない。負担を切り分けられる)
 
・なぜ24Vなのか(12Vより24Vから100Vをつくるほうが効率が良い。降圧回路で安定した12Vを作りやすい。24V系は電圧が高くなるので送電ロスが減り、配線を細くすることができる)
V✕A=Wなので、24Wの機器を動かしたいとき、12Vだと配線に2A流れてしまうが、24Vだと1Aで済む。
 
 
わがや電力 目次
 
1章「わがや電力」
2章「電気のしくみ」
3章「わがや電力で使う部品」
4章「わがや電力の作り方・実践編」
5章「いつか大人になるきみへ」
付録「地球に暮らす」
刊行に寄せて・非電化工房 藤村靖之